NEWガンSTORY ♯1～摘出編

すみません、他人事だと思ってました！
「我が事終わる」？　とんでもない！「我が事」は、はじまったばかり。
おっぱいなくなろうが、余命何年だろうが、知ったこっちゃない！

腐りそで腐らない、古道具店 店主が贈る、がんばらない乳ガン闘病記・第1弾。

他人事だと思って、笑っちゃおう！！

【レビュー】

・そうなの腕上がらないの、そうなの限度額適用認定証ってすごいの、と共感しながら読んでいたよ。（乳がん罹患者）

・スリル満点のジェットコースターに乗った気分で、るみさんしか書けない話。本当は辛いのに笑いが止まりませんでした(笑)。ガン摘出した写真をみて、義母のガン摘出したあと術後説明の時の写真を思い出しました。

・表紙は、身から出た「乳」だったとは(笑)。この本の調子だともうほぼ元通りみたいな生活送ってそう(笑)だけど、無理せず自分の身体の声には耳を傾けてあげてね。

・重い話をサラリと軽く読ませるね。読む前は装丁がちょっとなんかなあと思いましたが、読んでからはなんだか受け入れられた。続きが出るなら読みたいけど、あんまり続くなとも思いました。次巻で完結なるといいね！

・まずメチャpunkな表紙に一笑。回文に一笑。いつもならZUMBAしたりする夕方の2時間に一気に読みました。ナースステーション内では、要注意患者で話題になっていたに違いない(笑)。でも、真面目に大変なハードルなのに、どこか他人事!?のんき!?に笑えるのは??きっとポジティブ思考で、こっちの想像する所に居ないんだろうね☆（看護師）

・中里さんの人柄・考え方・愛情・感謝心・行動力が見えて、こちらが元気をもらう事ができました。最近読んだ本の中では、一番の印象に残ります。同じ境遇の方に読んでもらうのもいいと思いますし、男性にも読んでもらえたら、いい気づきにつながるのかもしれません。

・シリアスな内容にも触れられているはずなのに、語り口が軽妙で、クスッとしながら読ませてもらいました。以前、都内の病院で看護師をしていたときは、手術や抗がん剤治療を受ける方を多く担当しました。当時と今とでは、治療内容や副作用、効果もずいぶん進歩していることでしょう。中里さんのお気持ちは、想像することしかできませんが、検査結果を待つ時間や手術を迎えるまでの思いを考えると、とても辛い時間もあったのではないかと思います。そこもユーモアを交えて語られており、私もほんとに見習いたいと思っています。

・「NEWガン『StORY』」というより、『DAIRY』だね。